この記事をご覧になっている方であれば一度は聞いたことであるであろうVR(バーチャルリアリティ)、AR(オーグメンテッド・リアリティ)、こちらの記事でもご紹介したようにこれらは2016年からついにマーケットにリリースされる新しいテクノロジーです。
現在、40億もの台数が普及し数兆円という規模となっているスマホやタブレット市場の次に来るであろう次世代プラットフォームとして、FacebookやGoogleなど各社がしのぎを削って開発を行っています。その市場を取りに行くためのスピード感ぶりは目を見張るほどで、製品の出荷に先立ちFacebookやYouTubeではVR動画を視聴できるよう機能をアップデートしています。
VRの本命とも言われるFacebookのオキュラスは一足早く、3月にも製品の出荷を行なう予定で多くの人がレビューを楽しみにしているものかと思いますが600ドルという価格、さらにハイスペックのWindowsマシンが必須となるなど一般の人々に普及するには少し時間がかかりそうです。
そういう状況ですが、VRのコンテンツネットワーク、つまりVRのYouTube版ともいえるWevrやキャラクターが動きだす、操作できる拡張現実ステッカー「Mardles」など、様々なサービスが日々注目を浴びている現状です。日進月歩で進むテクノロジー、今のうちからVR、そしてARという技術について学んでおいて損はないでしょう。
新しいコミュニケーションプラットフォームVR(仮想現実)とAR(拡張現実)
VR(バーチャルリアリティ:仮想現実)とは

Facebook社によるオキュラスに代表される技術、バーチャルリアリティとはコンピューターの中に作られた仮想的な世界を、あたかも現実のように体験させる技術のことを指します。立体的な映像やCG、そして音響効果などを利用して、現実にはない擬似空間が体験できるわけですが、そのためのツールとしてヘッドマウントディスプレーが用いられるのが特徴です。
これまで航空機や医療現場のシミュレートなどで活用されてきた歴史がありましたが、今やエンターテイメント分野のゲームや映画などの分野でもその利用が増えつつあります。例えば「The VOID」というVR専門のゲームセンターが2016年に米国で開業予定など、日本でもこの技術を活かした商業施設はどんどん増えてくるでしょう。
実際に私もオキュラスを体験したことがありますが、あたかも別空間に迷い込んだ感覚をあじわえ、文章や動画では伝えきれない衝撃があります。
マーク・ザッカーバーグは「動画の次に没入型の3Dコンテンツが来るのは明白です」と、今後のコミュニケーションプラットフォームの中核として、この仮想現実を見据えています。文字、画像、動画とそのコミュニケーション方法は変化していますが、より離れた友人とシームレスな「体験を共有しあう手段」としてVRによる交流方法を作り出そうとしているといいます。「完全な没入型」の方法であたかも友人のいる空間にいるような感覚が味わえる、そんな未来をFaebookは作り出そうとしているのです。
すでにその実験は始まっており、VRに最適化されているわけではありませんが、すでに360度動画をアップロードできるようになっています。(こちらの映像など参考になるでしょう。※PCで動画内のカーソルをドラッグしてみてください。)
AR(オーグメンテッドリアリティ:拡張現実)とは
一方、ARとは現実の風景に、情報を重ね合わせて表示する技術のことを指します。VRが完全に別の空間を作り出すのに対し、ARは現実の世界をベースに、情報を加えるという考え方をすればいいでしょう。過去、IT業界の話題をさらったセカイカメラやGoogle GlassがAR技術のわかりやすい例だと言えます。
カメラやレンズを通して現実世界をみることで、そこにナビや友人からの連絡、モノの詳細など有益な情報を付加してくれるAR技術ですが、その業界で今最も話題を集めているのはGoogleが支援するMagic LeapというARテクノロジー企業です。まだサービスがリリースされていないにも関わらず45億ドル(日本円で5000億円以上!)もの評価額を受けている企業で、ワーナー・ブラザーズなどのエンターテイメント企業はもちろん、AlibabaというEコマースの雄からも出資を受けているホットなスタートアップです。
他にもマイクロソフトのホロレンズなど、注目すべきARテクノロジーが2016年にはお目見えする様子です。
利用者の全ての注意をコンテンツに向けることができるVR,毎日の体験にリアルタイムで情報を付加するAR,それぞれ別軸でのメリットがある最新テクノロジーですがどちらがより早く当たり前のものとなるでしょうか?以下にVR、ARの注目すべきサービスをご紹介したいと思います。
VR(バーチャルリアリティ)市場を引率するであろう6つの製品
1.Oculus(オキュラス)
Facebookグループ参加のオキュラス社がコンシューマー向けに初提供する待望の製品がこちらOculus Riftです。2016年1月から599ドルという価格で予約を開始、数時間かけて売るつもりだったものが、10分で売れたという好調ぶりの同商品、なんと言ってもその特徴は「触る」体験が可能な「Oculus Touch」という専門のコントローラーでしょう。バーチャル世界のデバイスを実際に操作できるこのコントローラーにより、よりイマーシブ(没入的)な体験ができることでしょう。
またXboxコントローラーも同梱されるとんことで、これによりXboxのゲームにも対応が可能とのことです。VR技術がいくらすごくても、そこで楽しむ「コンテンツ」がないと話しになりません。そのコンテンツもマイクロソフトのサポートのもと、リリース時からゲームの数を揃えているそうですぐにその革新的な映像を楽しむことができるといいます。
これからFacebookともどう連動をし、コミュニケーションの分野までVRを取り入れてくるか楽しみなオキュラス、このVRの本命に引き続き注目です。
※3/30追記
3/28についに初めての出荷がなされたようです。こちらの記事ではレビューされていますが見ているだけでワクワクしてきますね。第一次出荷国に日本も含まれているとのことで、もう少ししたら日本でのレビュー記事もでてくるでしょう。
専用コントローラーの登場はまだ時間を要しそうですがゲーム以外にも、ビデオなど豊富なコンテンツがOculusストアで販売されます。Oculusを生み出したパーマー・ラッキーが直筆サイン入りのRiftを顧客に届ける様子など面白いですね。
2.PlayStationVR
これまでモーフィウスというプロジェクト名で進行していたソニーのVR製品がこの「PlayStationVR」です。2016年上半期発売予定、価格は数百ドルとそのほとんどが謎に包まれている同商品ですが、先日行なわれた東京ゲームショウでのデモ体験によるとなかなか期待できそうな予感がします。
多くのデベロッパーやメーカーがオキュラス用のコンテンツのみを出していく中、ソニーはそのブランドをかけてデバイスとコンテンツの両方を提供し完成度の高いバーチャルリアリティ体験を提供していくようです。
オキュラスは高スペックのPCを必要としますが、PS4などですでにコンソールゲームの定番となっているソニー、そのブランド力を活かした潜在顧客への展開は競合に比べてスムーズに進むのではないでしょうか。紹介動画もよくできていますので、ぜひご覧になってみてください。いや〜、それにしても試してみたい笑
※3/30追記
こちらもアップデートがありました。公式サイトにもありますが、10月発売予定で価格は4,4980円(税抜)となっています。オキュラスよりも2万円ほど安い価格設定ですね。プレスリリースには”ソフトウェアメーカー230社以上が参入、幅広いジャンルから160本以上のソフトウェアタイトルを開発中”とあり、豊富なコンテンツが魅力となりそうです。
こちらは利用にはPS4が必要ですが、オキュラスのように高スペックのPCは必要ないとのことです。
3.Google Cardboard(グーグルカードボード)
Googleは面白いことに上記に紹介したような製品と全く別の路線のプロダクトを提供しています。なんとダンボールでできているVRゴーグルで、Amazonでたった1,500円で購入することができます。
その利用方法は専門のアプリを起動したスマホを装着するだけ。Google Earthの上空を飛び回る「Earth」、世界の観光地をガイド付きで見回れる「ツアーガイド」、巨大スクリーンで動画を視聴できる「マイ動画」、またストリートビューアプリも対応しているなど、Googleらしいコンテンツが揃っています。
手軽にVR体験ができるということで注目を浴びていましたが、これにはVR酔いを起こしやすい欠点がありました。そこでGoogleは現在、こちらに変わるプラスチック製のセンサー内蔵ゴーグルを開発中とのことであり、他メーカーと同様な高スペックの製品がGoogleからリリースされる日も近いでしょう。同様の製品でお手軽にVR体験ができるハコスコという日本発のサービスも注目です。
4.Gear VR
こちらはサムスンとオキュラスが共同開発をしたVRゴーグルで、Google Cardboard同様、スマートフォンを装着して楽しむ製品となっています。もちろん対象のスマホはサムスンのGALAXY機種が対応、しかしゴーグル自体は99ドル(約1.2万円)と手頃な価格設定となっていますのでGALAXYをお持ちの方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?こちらもAmazonですぐに購入することができます。
Gear VRで視聴できる映像やアプリなどコンテンツは、全てOculusが管理する「Oculus Share」から提供されとのこと。Gear VRに装着した状態でこのアプリストアからVRコンテンツがインストールできるようになる仕組みになっており、すでに150本以上のコンテンツが揃っています。このGearVRはポジショントラッキング機能が付いていないためオキュラスやPlayStationVRと比べると”バーチャル空間にいる”という体験は希薄化されてしまうのが欠点ですね。
※3/30追記
こちらに関してもマーク・ザッカーバーグがスペインで2月に開催されたモバイル・ワールド・コングレスにて、サムスンのイベントに登壇し両者の協力体制について言及していました。VRによるソーシャルコミュニケーションを研究するチームをFacebook内に設立したことも語っており、これから99ドルというより安価なGearVRとサムスンGalaxyを通してVRという新しい”体験”への認知向上に役立てることでしょう。
5.HTC Vive
オキュラス、PlayStationVRの対抗馬として有力なのが台湾メーカーHTCのVRゴーグル、「Vive」です。こちらデバイスはHTC、そして重要なコンテンツは全世界に1億人以上のユーザーを有する世界最大のPCゲームプラットフォームSteamを運営するValveが担当しています。
開発者はこのSteam上でVRコンテンツを開発、配信することができその配信先第一号デバイスがこのViveとなるわけです。OpenVRというこのSteamに対応したAPIも公開しているので、周辺機器メーカーもコンテンツにあわせたデバイスを開発することができます。スマホに例えると、いわばSteamはAndroidのようなオープンなプラットフォームといえるでしょう。HTCは過去もスマホをいち早くリリースしていましたよね。
2016年4月から販売開始とのことでオキュラス、PlayStationVRと熾烈な争いを繰り広げることになるでしょう。
※3/30追記
もうそろそろ出荷の時期ですが、こちら3月での予約開始時には10分で1万5千台以上が完売されたとあり、こちらも注目度の高さを伺えます。日本価格では11万1,999円と、結構なお値段でPCの推奨スペックも高いようですが、即完売はすごいですね。4月3日は秋葉原でデモイベントもあるそうで、レビューも楽しみです。
6.FOVE

グローバルで展開しているソニーは別として、純日本産のVRデバイスがこのFOVEです。2014年に創業されたばかりの女性社長率いるスタートアップFOVEによる製品で、その特徴はなんと言っても内部に搭載された視線追跡センサで装着した人間の視線を追跡する機能でしょう。
この機能によりユーザーが仮想3次元空間のどこを見ているか、を認識しインタラクションに取り入れることが可能になるといいます。これにより注視してメニューアイテムを選択したり、視線でシューティングゲームの照準をあわせたり、仮想空間のキャラクターとアイコンタクトでやりとりするといった視線入力を可能にし、外部コントローラーに頼らないより直感的なコミュニケーションが可能になるといいます。
元々ソニーでPS3やPSP、PS Vita などのゲームプロデューサーを務めた小島由佳氏がCEOを務める同社、アイトラッキング技術を活用しかつハイスペックなPCを必要としないFOVEが手強い競合とどう戦っていくか楽しみです。販売時期はまだ未定です。
※3/30追記
こちらも驚きのアップデートがありました。このFOVE、シリーズAとして3度目の資金調達としてコロプラ、鴻海、サムスンらから12.3億円を調達したそうです。その詳細の記事に代表の小島CEOの面白いコメントがあったので、以下にご紹介。
「VR界隈以外の人にはあまり知られていませんが、Oculus対SteamVRという構図があります。FOVEはSteamVR対応なので、誤解を恐れずに言えば、同じSteamのHTC Vive対応ゲームはFOVEでも動きます。」ちょうど、iPhone対Android、あるいはMac対PC(Windows)のような構図がVRプラットフォームに生まれつつあるそうだ。
AR(オーグメンテッドリアリティ)市場を引率するであろう4つの製品
1.HoloLens(ホロレンズ)
Microsoftが2015年1月に発表したヘッドマウントディスプレイ、まずはぜひ上記の動画をご覧ください。その凄さが一発でお分かりいただけるでしょう。
ご覧になればわかるとおりARは仮想空間への没入体験を楽しむものではなく、シースルー型のディスプレイを通して現実世界をより便利にワクワクするものに置き換えるテクノロジーです。空間に物体や映像が立体的に浮かび上がる様は未来を感じますよね。
この大きな特徴がディスプレイを通して「ウィンドウズホログラフィック」という仮想ホログラムを表示させ、実際に触っているような操作をすることができることです。こちらのゲームをプレイしている映像などわかりやすいでしょう。
Windows10を搭載しており、装着したユーザーはリアルな環境とバーチャルな3D空間が融合した「複合現実(Mixed reality)」を楽しむことができます。2016年の提供を予定しておりますが、開発者版は約35万円と結構な高額です。
Facebookと資本関係もあり、オキュラスへXboxコンテンツの提供も行っているマイクロソフト、このホロレンズについてもどこまで価格を落とした上で提供できるのでしょうか。
2.Magic Leap(マジックリープ)
前述もいたしましたが、5000億円以上の評価額を得てテクノロジー業界の注目を一心に集めているのがこのMagic Leapです。GoogleのCEOであるサンダー・ピチャイ氏も役員に名を連ねるなど、Googleが全面的にサポートしているこの企業ですが、なんとまだサービスはリリース前でその詳細は謎に包まれています。
唯一わかっている情報としては以下が挙げられます。
1.これまでのVRやAR技術のように3D酔いが起こらない
2.技術の名称はデジタル光照射野シグナルテクノロジー
3.ウェアラブルデバイスからARの光を網膜に直接照射し、現実世界の光とミックスさせて表示することで、まるで現実のようなリアルさを実現する
2と3の技術を使い、1を実現させているようですが、この人にナチュラルな体験をさせることができるのがこのMagic Leapの特徴のようです。ディスプレイに映像を移すのではなく、ユーザーの網膜に直接イメージを投射することで、よりリアリティ度の高い体験を作り出すといいます。
以下同社CEOのロニー・アボヴィッツ氏の引用です。
”進むべき道として安全なのは、ユーザーの脳とその生理に自然になじむような、デジタル光照射野をつくり出す方法『だけ』です。望むものを心と体に与えたときにどれほど多くの素晴らしい結果が生まれるかは、驚くばかりです”
3.Google Glass(グーグルグラス)
Magic Leapが解決しようとしている問題がひとつの要因となり、開発がストップしてしまったGoogle GlassもARを代表するプロダクトして紹介しておくべきでしょう。(他にもプライバシー等様々な問題があってプロジェクトが頓挫してしまっている状況です)
ご覧のとおりメガネ型のデバイスで、「OK,Google」という音声コマンド、もしくはフレームにふれることによって、操作支持を行なうものとなっています。
基本的には音声で「動画を撮影してくれ」「資料写真を見せてくれ」「ハングアウトにつないでくれ」といった命令を出すと、視界右上に反応が現れるものとなっていますが、いかんせん、これを使っていると気分が悪くなってきます笑
実際に使用したことがあるのですが注意が散漫してしまい、街を歩きながらの利用は歩きスマホよりも危険といえるでしょう。新たに「Project Aura」として開発が再開したとの噂もありますが、セルゲイ・ブリン直々の同プロダクト、今後どのような展開になっていくのでしょうか。
MagicLeapのデバイスがこのGoogle Glassだったら驚きですよね。
4.ODG(オスターハウト・デザイングループ)
あまり日本では名は知られていないかもしれませんが、最後にこのODGも押さえておくべきでしょう。ODGはあのNASAにスマートグラスを提供しており、アメリカ航空宇宙局との共同開発をはじめとして、様々な米軍の機関で使われるARグラスを開発している企業です。様々なヘッドマウントディスプレイやウェアラブルデバイスを主に米国相手に提供してきた実績があります。
エンターテイメント界の大手21世紀フォックスも同社に出資するなど、消費者向けの市場にも展開をはじめているODG、Androidを組み込んだヘッドセットを32万円で販売しています。
圧倒的な非日常を作るVRか、日常をもっと便利にするARか?

代表的なVR、ARデバイスをご紹介しましたが、それぞれを詳細を見るとターゲットが少し異なるようです。
外界と完全に意識を分断させるVRは言わずもがな、ゲームや映画などの「エンターテイメント」。没入感を与えどれだけ非日常体験をデザインできるかがポイントです。その高い映像技術の再現のため高性能のパソコンが必要だったり、電源などの問題で断片的に使う利用シーンが想像できるかと思います。
一方ARは、外部の現実世界に価値を与えるものであるため常時利用が基本となります。ビジネス向けとして、既に利用されている実際の現状のシーンをみても、ODGなど宇宙空間での作業をはじめ、外科医に患者のバイタルサインを表示させたり、精密機械のメンテナンスなどの活用が主となります。
そこから消費者向けに発展を見せているのが今のフェーズであり、これまでの常時利用を前提としたARデバイスにより高性能のセンサーやAI等のソフトウェア技術、またMagicLeapのような光照射野シグナルテクノロジーが組み合わさることで、実用価値を発揮しHoloLensのデモ映像のような世界が生み出されていくのではないでしょうか。
そしてAlibabaがMagicLeapに投資をした点からもわかるとおり、これらARの技術によってネット通販の体験も大きく変わっていくことが予想されます。実際に商品を見て取れなかったネットショップにおいてARは大きなイノベーションとなるでしょう。
GoogleGlassが示してくれたようにヘッドマウントディスプレイを装着したまま生活したいと思う人はいませんので、ゆくゆくはコンタクトレンズのようになっていくものかと思われますが、一歩先に出荷が始まっているVRに続き、AR企業がどのような戦略で市場に切り込んでくるか注目です。
現在のところ、ゲームなど利用用途が明確化されているVRに対し、様々な可能性を秘めながらも消費者市場にてどのように受け入れられるのか不安が残るAR、どれもまだまだ一般化するには時間を有しそうですが、2016年はついに製品を手にする人々が現れ、その本島の価値が開花する1年となることでしょう。
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