Facebook広告の4つ効果とは?マーケティングや集客に役立つFB広告の種類を徹底解説

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最大、15億人以上の人々に自分のビジネスを知ってもらうことができるFacebook広告。地域、性別、年齢、興味・関心などの細かな条件設定を行い適切なターゲットに対して、広告を表示することができるこのFacebook広告は、3ヶ月で2兆円もの売上をあげるGoogleの検索連動型広告(リスティング広告)を脅かす存在として知られています。(※2015年第3四半期の売上)

これまでのインターネット広告といえば、任意のキーワードで検索をした人に対して広告を表示する検索連動型広告が主流でした。しかし近年、モバイルやソーシャルメディアの利用が急増しそのインターネット広告の主戦場が移り変わりはじめています。(米国では2016年中にFacebook広告を含むディスプレイ広告等の売上が検索連動型広告における売上を初めて超える見込みがたっています。)

世界中で増加するスマートフォンユーザーは主に友人とのコミュニケーションにおける利用が中心となっているため、検索よりもソーシャルメディアやメッセージサービスの利用時間が増加します。実際Facebookの2015年における売上においてもモバイルでの広告売上の76%を担うなど、今後より伸びていくモバイルディスプレイ広告市場に対していち早く最適化しているのが伺えます。


Facebookはソーシャルネットワークからカスタマープラットフォームへ

参照元:https://www.facebook.com/business/products/ads
参照元:https://www.facebook.com/business/products/ads

毎日9億人以上の人々が使うFacebookではブランドのFacebookページを設けてファンを増やし、コミュニケーションをとっていく方法で活用されていた方も多いかと思います。公式サイトやブログなどでいいね!をしてもらい、そのFacebookページ上で情報を配信していくというソーシャルネットワーク的なアプローチがこれまでの主流でした。しかし今、Facebookは今その立ち位置を大きく変えはじめています。

Facebookの利用者の多くは自身のニュースフィード上で時間を費やしますが、その枠に表示できる情報には限りがあります。友人の数が増えれば増えるほど、いいね!したブランドのFacebookページが多ければ多いほどそこに配信される情報数は多くなりますが、このニュースフィードではFacebookが独自のアルゴリズムで表示される情報を精査しており、最もその人が関心があるであろう情報を優先しているのです。

「最も関心がある情報」とは何か?それは企業の情報よりも、親しい友人の情報です。2015年にFacebookはそのアルゴリズムを大きく変更し、企業のFacebookページよりも親しい友人の情報を優先するようにしました。利用者の滞在時間を増やすための必然的な選択といえるでしょう。

このアルゴリズム変更に伴い、Facebookは自分がいいね!をしているブランドのページ投稿を表示させる代わりに、お金を払って配信する「広告」を優先して表示します。(もちろんその変更に伴い、Facebookページが機能しなくなっているということはなく、適切な運用を行えば一定の成果は期待できます。)

広告表示枠の少ないモバイルに最適化し売上を上げていく必要性もあり、Facebookは2014〜2015年にかけてその立ち位置を大きく変更し、顧客と会話するソーシャルネットワークから適切な顧客にリーチできるカスタマープラットフォームへと変貌を遂げています。

それは企業にとってメリットのある変更と言えるでしょう。なぜならビジネスにおける成果を達成しやすい仕組みへの変更であり、費用対効果がみえずらいページ運用よりも、その運用の先の「目的達成」まで直結させるためのプラットフォームの方向転換であるからです。

適切な見込み顧客に、最適なメッセージを届け、意図するアクションをとってもらうことができるのがFacebook広告です。Googleの検索連動型広告と違い、特に認知を広げるためには最適なプラットフォームといえるでしょう。(Facebook広告を見た人は、その分野における検索を行なうという調査結果もあります。)

顧客開発プラットフォームともいえるFacebook広告、そこで期待できる4つの効果について以下にご紹介します。

Facebook広告から得られる4つの効果

ネットショップなど、オンライン上での売上の拡大

参照元:https://www.facebook.com/business/goals/increase-online-sales/
参照元:https://www.facebook.com/business/goals/increase-online-sales/

商品購入、お申し込み、サービス登録、サイトへの流入などオンラインビジネスにおけるその成果は様々なものがありますが、Facebookを活用すればあなたのサービスを気に入ってくれる見込み顧客をFacebookからウェブサイトに誘導し予約、資料請求、購入などのアクションに繋げることができます。

例えばMONOCOというおしゃれな生活雑貨を販売するECサイトは、Facebookページを積極活用しそのページ投稿につく「いいね!」や「コメント」が多い投稿を「投稿を宣伝」機能を使って、反応をくれたファンと同様の興味関心をもつ見込み顧客に広告を配信しています。そのような運用を行いネットショップの会員数の約40%をFacebook経由から獲得したといいます。

またfreeeという会計ソフトを提供するサービスはFacebookのリターゲティング機能を使い、自社サイトを閲覧したが無料会員登録をしなかった方に対して会員登録を促す広告を配信しました。また「類似オーディエンス」という機能もあわせて活用し、既存のサービス利用者と似たプロフィールの人に対して広告を表示させるなど適切な人に適切な訴求を行なうことで、他広告媒体に比べ2.5倍もの成果がでたといいます。

また、もちろんですがFacebook広告の効果を測定し、結果的に広告を表示した中で何人が自社サイトに来てアクションを行ってくれたかわかり測定機能も充実しており、より最適な広告クリエイティブへ改善を行なうことが可能です。

地域住人に広告を配信し、実店舗への集客へ繋げる

参照元:business/goals/drive-in-store-sales/
参照元:business/goals/drive-in-store-sales/

オンライン上における成果達成だけならず、飲食店、美容室、雑貨屋など実店舗への集客も促すことができるのが2015年からスタートしたばかりの近隣エリア広告です。広告の目的を「近隣エリアへのリーチ」に設定するだけで、店舗へ歩いていける距離、または任意の範囲内にいる人々に広告を配信することができます。これまで実店舗への集客手段はチラシの配布等が主でしたが、それよりも安い費用で認知を獲得することができます。

さらにこの広告が素晴らしい点が、見込み顧客に4種類のいづれかのアクションをとってもらうことができることです。

店舗へメッセージを送る:
ニュースフィード上における広告から直接Facebookページ宛にメッセージを送信してもらうことができます。

今すぐ電話:
ニュースフィード上における広告から任意の番号に直接電話をかけてもらい、見込み顧客と直接会話することができます。
モバイル広告ならではの機能と言えるでしょう。

道順を表示:
Facebookアプリ内で地図を表示し、店舗の場所を確認してもらうことができます。

WEBサイトへ誘導:
店舗のWEBサイトに誘導し、クーポンやその時々の最新情報を見てもらうことができます。

実店舗をもっているスモールビジネスオーナーにとっては活用しない理由のない、効果的な広告手段と言えるでしょう。沖縄であれば近くにいる観光客にリーチできるでしょうし、地元民に対しても沖縄は他県に比べてFacebookの利用率が高いのである程度のリーチを確保できます。

スマホアプリの主要なインストール経路として

参照元:https://www.facebook.com/business/goals/promote-your-app/
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WEBサイトへの集客よりも難易度の高いアプリのインストール増加、スマホユーザーを前提とし、かつAppStoreやGooglePlayなどのストアで見つけてもらいIDやパスワードを入力してもらった後にやっとインストールしてもらうことができるので広告予算をあまりもてない中小企業にはアプリを前提としたビジネスはハードルが高いものとなるでしょう。

しかし、Facebookがモバイルアプリインストール広告を提供し始めたことで、その流れは大きく代わりました。広告売上の76%がモバイルと述べたとおり、多くのFacebook利用者がモバイルを活用しているので必然的にアプリインストールを促すのに最適な媒体となり得ます。

例えばとあるショッピングアプリでは、スマホ手帳ケースといったモバイル利用者と相性のいい商品、また猫やクスッと笑えるアイテムなどSNSと相性のいい商品を広告として活用することで、効果を発揮し、アプリのインストール数がこれまでの3倍増となる結果を得るに至りました。

今やアプリインストールを促す媒体として主流となっているFacebook広告、類似オーディエンスやターゲットにあわせたクリエイティブ配信はもちろん、インストール後のアプリ内でのユーザーアクションや顧客価値なども測定できるので、アプリを展開している事業者はまず検討すべき手段と言えるでしょう。

ブランドの認知度を広める最も最適な手段

参照元:https://www.facebook.com/business/goals/build-awareness/
参照元:https://www.facebook.com/business/goals/build-awareness/

15億人が使うサービスで、その6割以上が毎日使うという圧倒的な規模のプラットフォーム、これ以上に自社ブランドを広める最適な場所はないでしょう。家族や友達の投稿と共にあなたのブランドのメッセージを配信できるFacebook広告、ポジティブなマインドでより親近感をもって見てもらうことができることで、その後商品やサービスを選ぶときそのブランドを想起してもらうことに繋がります。

またFacebookはグローバルなサービスなので、海外に拠点を置かない企業の現地の市場調査・進出をスムーズに進めるツールとしても有効です。例えば北海道を拠点とする健康食品・化粧品を販売する北の達人コーポレーションはFacebook広告により日本にいながら台湾、香港、マカオ、シンガポールでの新規顧客の獲得に成功し、ネットショップにおける海外売上を4か月で30倍にまで向上させました。(海外売上の80%はFacebook広告を経由)

またFacebook広告をみた訪日観光客が、日本のドラッグストアで商品を求め始めたため、国内大手ドラッグストアチェーンでも自社製品を販売することに繋がったといいます。

またあまり知られていないかも知れませんが、今やFacebookは1日あたりの動画再生回数が80億回に及ぶなどYouTubeに迫る動画配信のプラットフォームとしても大きな存在感を示しています。ブランドのストーリーや魅力を効果的に伝えることができる動画は、Facebookにおけるブランド認知拡大においてますます重要な位置を占めはじめています。

ビジネスにインパクトを与えるFacebook広告という選択肢

オンラインで売上アップ、店舗の売上アップ、アプリのインストール増加、ブランドの認知アップという4つのFacebook広告の効果をご紹介しました。Facebook日々アップデートを続けていますので今後も広告主にとってより効果的な広告メニューがどんどん出てくるでしょう。(広告の管理画面も日々変更されますのでついていくのが大変です..笑)

またFacebook広告を使えばオプションでインスタグラムに広告を配信することも可能です。2016年1月にはインスタグラムの国内企業アカウント開設が1万社を突破するなど、新しい顧客開発チャネルとして需要が高まっているプラットフフォームであり、Facebookよりも高い関係性を築ける場所でもあるので特に女性をターゲットにしているブランドは活用を検討してみるべきです。(okinawa.ioでも”OKINAWAN FOOD LAB”というインスタグラムを運用しています)

Facebookページは、顧客とのコミュニケーションツールとしての活用はもちろん、今やソーシャルメディアマーケティングにおける起点となる場所となっています。Facebookページは顧客と繋がる場所でもありながら、顧客へリーチをする手段でもあります。配信する広告クリエイティブの反応を見ていきながら、日々その内容やターゲット設定の改善を繰り返し最も成果に繋がり得るあなたのブランドなりの方法を見つけていきましょう。

カスタマープラットフォームとしてのFacebook、魅力を伝え、繋がり、会話し、そして売上達成に繋げることができるその唯一無二の場をぜひ有効活用してみてください。



様々な業種におけるFacebook広告の実績を活かし、最適なターゲット、クリエイティブ、そしてコンセプトをあなたのビジネスにあわせてご提案いたします。Facebook Marketing Bootcampへの登壇経験などをもつ担当へぜひお問い合わせください。無料でご相談をお受けします。お問い合わせはこちら( haisai@okinawa.io )まで。

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